小沢健二さんの新作です。何年ぶりなのかもうよく判りませんが…。
曲は、全曲インストです。
小沢君の新作が出ると聞いたとき、かなりドキドキしました。どんな
風に今度は変化するのかと。その後の噂で、全曲インストと聞き「なる
ほどな」と思っていました。
まず、全体のトーンは打ち込みを含むちょっとジャズな感じの曲調だった。既存の小沢君のアルバムでいくと「球体の奏でる音楽」が近いかも
知れません。タイトルもしかりですし。
もちろん気に入っています。(大好きな小沢君のアルバムという欲目を
抜きにしても良いと思います)何かしながらも落ち着いて聴ける感じがします。
あれだけ、饒舌に語っていた小沢くんの言葉は何処に行ったのかというと、実はちゃんとこの曲達とシンクロする物語を小沢君は書いています。
知っている方も多いかと思いますが、小澤俊夫さん(パパ)が主宰している季刊誌「
子どもと昔話」に連載している「うさぎ!」のことです。
田舎者の私は、近所の本屋ではもちろん手に入らないので、色々手を尽くしてこの雑誌を手に入れました。(現在連載第2回目)
ちなみに、臨床心理学者の牧子ママの連載も載っています。この連載が、
またすごくいいです。
昔話(物語り)の形式を取っているけれども、小沢君の今、思っていることの片鱗がうかがえるような感じがします。連載2回目なので、まだ物語の全容が見えてこないのですが、かなりシニカルな話です。
昔、オリーブに連載していた「DOOWUTHYALIKE」を誦んでいた頃を思い出してしまいました。あれから、10年以上たってしまったのかな。
小沢君には、これからも細々と活動していただけると嬉しいなあ。

「Ecology Of Everyday Life 毎日の環境学」個人的な評価…六

「うさぎ!」 個人的な評価…四・八(これからに期待)